狂愛~狂うほどに君を~




悪魔である千が人間のゆずを愛すること。





それは大変な覚悟が必要なことで。





ゆずにもそれは必要なことだった。





ゆずには耐えられないかもしれない苦痛がきっと幾度となく訪れる。





だから、千はゆずの元を離れたのだ。





けれど・・千がここに帰ってきたのは





手放すことの方が苦痛だったからなのだろうか。







< 62 / 181 >

この作品をシェア

pagetop