狂愛~狂うほどに君を~

相対



ぐるぐるぐるぐる。


頭の中を駆け廻る。


黒い感情に支配され、


進む道は悲しいくらいに真っ暗で。


けれど時々差し込む光はどうしようもないほどに


この哀を惑わせる。


愛してしまったことが哀しいわけではない。


愛されないことが哀しいわけではない。


それじゃあ・・


それじゃあ何が哀しいのだろう。





『泉さん!』





ぐるぐるぐるぐる。


廻っていると聞こえてくる光の声。





『ゆずちゃん・・。』








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