愛しのご主人様



「お母さあん!
あたしの制服どこー!?」


「脱水所〜」


「何でそんなとこ──!?」

「…あんたが昨日、
置いたんじゃないの…」


我が家、柊家の朝は
大抵こんな感じ。


え、落ち着きがない?


あ、そうそう
そんな感じなんです。


ちなみにあたし。

柊 雪乃っていいます。
ひいらぎ ゆきの、ね!

いたって普通な女の子です。

< 2 / 94 >

この作品をシェア

pagetop