愛しのご主人様



「雪乃ちゃーん!衣美ちゃーん!」

原田さんがこっちに向かって走ってきた。


「悪いんだけど時間ないから早速チラシ配り、お願い!
雪乃ちゃんは東入り口付近。
衣美ちゃんは西入り口付近でチラシ配ってね!」


早口でそう言い、原田さんはバタバタと忙しそうに走って行った。

大変なんだなあ…。


「さ、雪乃!頑張ろっか?」
衣美ちゃんはパチッとウィンクした。


「うん!頑張ろうね、衣美ちゃん」


よし!

原田さんも春日先生も頑張ってるんだもん。


あたしも頑張んなきゃ!


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