愛しのご主人様



「おい柊!
お前は何回目の遅刻だあ〜?」


校門であたしを出迎えたのは…


生活指導の春日先生。

厳しいし怒った顔なんて鬼みたいで…


って、今その顔目の前で見てるんだけどね。


「えっと…3回目…?」


「嘘つくなあ!
今日で13回目だボケ!!」


え、そんなに!?


「今から教室行っても1限は間に合わないだろ。
説教させてもらう!」


「え」


「え、じゃねー!
さっさと生活指導室来い!」

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