愛しのご主人様



「あ、陽岡先輩。
お腹が悲鳴をあげています」


「あーはいはい」


陽岡先輩は「困った猫だな」なんてため息混じりに呟いた。


「雪乃、夕飯食ってく?」


「……えっ!!
いいいいいんですか!?」


陽岡先輩の手料理…

あたしの頭は↑でいっぱいだった。



「もう7時近いし…。
大したもん作れねえけど」

「全然構わないです」


完璧人間の陽岡先輩。


きっと手料理も完璧なはず…!!


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