愛しのご主人様
「よし。まあこれで大丈夫だろ。
明日学校行って恥はかくだろうけどな」
「う…大丈夫ですよ!
皆、あたしが不器用なの知ってますから」
「それもどうかと思うけどな」
「それより、陽岡先輩!
ご飯冷めちゃいますよ!!」
「はいはい」
机に並べられた、カレーはほとんど陽岡先輩が作った。
あたしはにんじんだけ切りました(泣)
「いただきます♪」
陽岡先輩の絶品であろうカレー、柊雪乃ご馳走になります。
ぱくっと口にしたあたしを見て、陽岡先輩は自慢げに笑った。
……わ…。
「すっ」
「“すっ”?」
「すごいです!!陽岡先輩!!」