愛しのご主人様

ライバル・白鳥健吾!?





「あー?のろけか、それ」



ある晴れた日の昼下がり。


いつものように衣美ちゃん、なっち、あーちゃんと机を並べお弁当タイム。



「のろけじゃ…ないです」


先日、陽岡先輩の部屋で起きたことを皆に報告。



陽岡先輩の家行って、

ケガの手当てしてもらって、

一緒にご飯食べて、


…ってとこまでよかったはずなんだけど…。



「陽岡先輩も何考えてるんだか。
“ペットにキス”なんて」



――――…そう。


3度目のキスは、鼻とか瞼なんかじゃなくて…



唇。



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