愛しのご主人様
クラスメートの言う通りに、ゲーセンの近くの公園に行ってみた。
でも公園が広いせいか、なかなか健吾と雪乃が見つからない。
「ねえ、ゆっきー?」
そんな声が聞こえて、振り返るとブランコにのり、楽しそうに話す健吾と雪乃の姿。
反射的に隠れた俺は、なんだか惨めに見えた。
「はい?」
雪乃はそう言うと、健吾をじっと見つめた。
「ゆっきー、陽岡のこと、どお思ってる?」
…って、はあああああ!?
カラカラと笑う、健吾を見てイライラと疑問で混乱する俺。
「…どおって…」