天真爛漫ヒロイズム
「うん」

百緋ちゃんは
小さいけど、はっきりとした声で言った。


「…あのさ俺、昨日の記念祭で…」

「見たか~…うん、だから来ない方がいいって言ったのに。夢崩れたでしょ。」

「いや、その…なんで最初に俺が勘違いした時に言わなかったの?」

百緋ちゃんは
また、下を向き

話し始めた

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