天真爛漫ヒロイズム

バス停に着くと
百緋ちゃんがいた。


「百緋ちゃーん!」

手を振って
急いで駆け寄った。

「藤くん、元気だねえ」

耳からイヤホンを外して曲を聴くのを
やめてくれた。

「へへっ」

「何か良いことあった?」

「え…いや、なんか百緋ちゃんに会えたこと自体が嬉しい…て言うか」


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