firstlove ~運命の初恋~


ガチャッ


車にもたれ掛かって待ってた。

その姿がかっこよくて…
いつの間にか見とれてた。


「…ら、紗羅?」


『あっ…なに?』


「早く乗りなよ、ぼーっとしてどうしたの?」


『な、なんでないよ!』


「どうせ俺に見とれてたんでしょ?」

いじわるな笑顔で私に言う。


『ち、違うよ!』


私は一生懸命否定する。


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