菜綱の夜
「おい!何でダメなんだ。何故俺の願いは叶えられない」
ユタロウは俺の手を払いのけるわけでもなく言った。
「お前の願いはなんだ?」
その一言は俺に一瞬、安堵を持たせた。
「俺の願いは妹に会いたい」
「お前の本当の願いはそれか?」
俺の本当の願い。それは
「俺の命と引き換えに妹を」
「無理だ。」
「願いを叶える黒猫でも生死に関わる事は無理だって事か?」
「違う」
「なら何故?」
「お前は生きていないから」
何を言っているんだコイツ、俺が生きていない?現に俺はこうして立っている。
「今何て言った?」
「お前は死んでいる。」
嘘だ!
「俺は生きている。こうしてお前と話をしているじゃないか」
「お前は生きていない。だが存在している」
そう言うとユタロウは地面にあった石ころを俺に手渡した。
「そんな・・・」
石ころは俺の手をすり抜け地面へと落ちた。
俺は頭がおかしくなりそうだった。
「意味が分からない!ならどうして俺に会いに来た!俺の願いを叶えるわけでもないのだろう?一体お前の目的はなんだ?」
「お前をこの世界から終わらせに来た」
ユタロウは俺の手を払いのけるわけでもなく言った。
「お前の願いはなんだ?」
その一言は俺に一瞬、安堵を持たせた。
「俺の願いは妹に会いたい」
「お前の本当の願いはそれか?」
俺の本当の願い。それは
「俺の命と引き換えに妹を」
「無理だ。」
「願いを叶える黒猫でも生死に関わる事は無理だって事か?」
「違う」
「なら何故?」
「お前は生きていないから」
何を言っているんだコイツ、俺が生きていない?現に俺はこうして立っている。
「今何て言った?」
「お前は死んでいる。」
嘘だ!
「俺は生きている。こうしてお前と話をしているじゃないか」
「お前は生きていない。だが存在している」
そう言うとユタロウは地面にあった石ころを俺に手渡した。
「そんな・・・」
石ころは俺の手をすり抜け地面へと落ちた。
俺は頭がおかしくなりそうだった。
「意味が分からない!ならどうして俺に会いに来た!俺の願いを叶えるわけでもないのだろう?一体お前の目的はなんだ?」
「お前をこの世界から終わらせに来た」