甘夏の恋
「おっはよ~」

夏の元気な声と共に扉が勢いよく開く

私はハッとなり急いでさっきのデッサンをしまおうとした……が…

「あっ!なになに?デッサン描いてたの?

みぃ~せてぇ~♪」

と言い私の手からデッサンノートをとるとパラパラとページを捲っていく

そしてあるページでとまると夏の手が止まり
先ほどまでの笑顔が消えまじまじと絵を見始めた

少しすると夏は「うん」と呟きノートを閉じた

そして私にノートを返すと

静かに行こっかと言って何もなかったかのようにさっさと歩き出す

私も急いでベットからでて夏を追いかけた

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