甘夏の恋
それから5分くらい話をした後麗華さんは
「また来るね」とだけ言って去っていった

麗華さんが居なくなって少しすると

私ね……

と夏が静かに話始めた

「夏っていうのは信頼してる子にしか呼んで貰わない事にしてるんだ~

今は龍哉と美佳ともう一人だけね♪」

と言って静かに……そして優しく笑った

「あっ!今度悠哉君にも夏で良いって言わなきゃ!」

思い出したように付け加える夏をみて

つい笑ってしまった

でも……

そんな事より何よりも

わたしは

ただ

ただ

あなたの信頼してるの一言が

涙に出るほど嬉しかったんだよ

言葉には出さないけど分かってくれるよね?

ありがとう……

< 112 / 125 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop