甘夏の恋
「よろしく」麗華さんがとても優しそうに微笑んだ

悠哉とせっかく2人で楽しく勉強しようと思ってたのに………

麗華さんと一緒か……

いやいや私ったら
せっかく教えてくれるって言ってくれてるのに

悠哉と2人っきりが良かったなんて考えるなんて

麗華さんに失礼だよね?

何か私って…スッゴク性格悪いな……

ヤバい涙が……

おっと
いけないいけない!せっかく勉強教えてくれてるのに!

泣いてなんていられない

勉強に集中集中!!私は軽く首をふってから

問題に取りかかる

20分後

新しいとこだ☆悠哉に教えてもらお☆

「これ…どうやるの?」

悠哉を眺めながら聞く

「あぁ……これは……」

悠哉が私の解いているテキストを覗きこむ

ふわっと優しい香りが私を包みこむ

香水かなんか……だと思う

悠哉にピッタリな香り

何か…悠哉に抱きしめられてる感じがする

うわぁ…私今絶対顔真っ赤なんだけど

私は火照った頬を手でばれないように隠した

「これはね!この方程式を使うんだよ☆」

ほへ?

悠哉が説明しようとした瞬間麗華さんが私達の間に割り込むように入ってきて急に説明を始めた

「あ……ありがとう」
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