甘夏の恋
急に説明をされてビックリしすぎてあんまり話し聞いてなかったな……しょうがない後で悠哉に聞こう

そういえば何で急に麗華さん間に入ってきたんだろ

………もしかして!

私の頭に嫌な予感がよぎった

もしかして麗華さん……悠哉のこと……?

…………もしかして

私の頭が真っ白になる

どうにかお礼を言ったものの

麗華さんが何て答えたかも


何分位たったかなぁ…

ピピッピピッ!

急に悠哉の携帯がなった

私ゎその瞬間我に帰った

つい弟の所に向かう悠哉をひきつった笑顔で見送ってしまった

ばれてないと良いけど

カサッ

…………?

本を閉じた瞬間何かの紙が落ちた

私は床に落ちた紙を拾って中を読んでみる

そこには、さっき麗華さんが解説してくれた問題の解説と

「どうせビックリして聞いてなかっただろ?」

って言う一言が書いてあった

悠哉………

この一文を読んだ瞬間
あんなに落ち込んでた私の気持ちが嘘のように消えさり

かわりに嬉しさが込み上げてくる

つい私の顔がにやける

私って単純だなぁ
ってつくづく思う
「ねぇ」と急に麗華さんが話しかけてくる

私はハッとなって麗華さんをみる

まだ居たんだ
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