甘夏の恋
「う……うん」

私は気付いたらそう返事をしていた

悠哉はこれでもかっていうくらいの満面の笑みで

私を見つめながら

「よかった」とだけ言った

彼の笑顔を見ていると何だか私まで笑顔になってしまう

二人でいる時間が私には幸せだったんだ

そして
そんな幸せがずっと続くと思ってたんだ

私達は

気付いてなかったんだ

ドアの近くで

私達の話を聞いていた

彼女に……………
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