甘夏の恋
そして休憩時間になった瞬間

クラスの男子は全員彼の元にいってしまったし

女子はそれぞれ仲のよい友達と彼を見ながら話に花を咲かせていた

何時もなら誰かしら俺の所に来るのにだれも来なかった

俺は少しムッとなりながら彼をみた

今まで皆の中心は俺だったし

自分でいうのもなんだけど女子の人気もかなりあったんだ

なのに誰も俺に注目しない

誰も俺に話しかけてこない

最初は寂しくポツンと座っていたが

きっとアイツが転校生だから珍しいだけだ

と自分に言い聞かせて

彼の所に行った

「―――あのさ…
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