神様ごめんなさい
親友
幸は私立高校に通う17歳。
「お父さん、お母さん行ってきま~す。」
「車に気をつけてね、行ってらっしゃい」
「はぁ~い」
高校は校則が、めちゃくちゃ厳しく朝の
校門には数人の先生が竹刀を持って
校則違反をしていないか見張っている。
幸のカバンは、ぺっちゃんこで落書きもして
あり確実に校則違反である。でも何故か
先生達は幸を真面目な生徒だと思いカバン
をスカートで隠しながら元気よく挨拶して
校門を通るとスルーできてしまう。
そんな中いつも校門で捕まり職員室前に
立たされているのが私の親友の亜衣だった。
「亜衣はマジで職員室前好きやねぇ~」
「うんっうんっ好き好き~ってなわけない
 だろ~が!!」
「亜衣の趣味かと思ったよん」
「感じワルッ。てか幸みたくスルーできるコツ
 教えろっつ~の」
「亜衣は常習犯だから無理、無理。ウワッ!!
 先生来た!!また後でね」
幸は先に教室に戻り亜衣を待っていた。
しばらくして亜衣が教室に来た。
亜衣は先生に怒られるのを慣れている
せいかケロッとしている。
五時間目の授業が始まり亜衣から手紙が
回ってきた。
「幸、今日ひま?暇だったらあ~そ~ぼ~」
幸は返事を書くのが面倒臭いから亜衣に
向かってOKサインをだした。
帰りの終礼が終わり亜衣と池袋の喫茶店に
18時と決めバイバイした。







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