神様ごめんなさい
幸はメール内容を何回も読み直し送信ボタンを押した。
10分もしないうちに龍二さんから返事がきた。
『メールくれてサンキュ。何か予定ある?
 なかったら今、近くのゲーセンに居るから
 こない?』
幸は心臓破裂寸前になりながら『うん、行く』
と返事を出した。すると、すぐに幸の電話が鳴った。
龍二さんからだった。
「はっはい」 幸は声が震えていた。
「龍二だけど突然、電話しちゃってごめん。
 近くのゲーセンって行っても場所わから
 ねぇよなぁって思ってメールより電話
 しちゃった方が早いからさ~」
「うっうん全然大丈夫だよ」
「良かったぁ~内心ちょい緊張した」
「私なんかメールで心臓爆発寸前なのに
 電話なんかもぉ心臓爆発したよ」
「面白い子だね」
「いえいえ、でぇ何処のゲーセン?」
「こないだの橋のチョイ先の左側に
 あるんだ。目の前はたこ焼き屋
 なんだけど」
「あ~知ってる。てか家そこら辺なの?」
「オウッ信号の先に電気屋があって
 その上のマンション」
「えっ!!幸の家とちょ~近いじゃん」
「マジでっ!つぅか会ってから色々喋ろ~ぜ」
「だね、急いで支度して行くね」
「後でね~」
電話を切り幸は猛スピードで支度をして家を出た。







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