城★My Home
「す、す、すいませんでした!!!」
ソイツはそれだけ言い残して人間ってこんなに速く走れるのか?
ってぐらい速く走って逃げてった
どんだけ焦ってんのよ
てか、この人誰なんだろ??
「大丈夫か??」
その言葉で顔をあげた
!!??
か、か、格好いい‥
本当に一言で
“格好いい”
「ありがとうございました」
「別に敬語じゃなくていいから」
「何であたしの名前知ってるの?」
俺のことわかんない?
みたいな顔で覗き込んできた
ちょ、近すぎ!!
「ま、いつかわかるよ」
「??」
「つーか、その頭やばくね?ぐちゃぐちゃじゃん」
「アイツがさっき引っ張ったからだ!!ムカつく!!」
「気の強い女だな、っま、あんま男を挑発すんなよ。男には勝てねぇんだから」
「わかった!気を付ける」
「よし、じゃあな」
と言って
袴をはいた矢澤陽はスタスタと足早く行ってしまった
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