城★My Home
矢澤陽はあたしの肩に手を乗せて
「このパーティー俺らも出るぞ」
肩をポンポンと叩きながら得意げに言った
こんな豪勢なパーティーに出るの!?
「む、無理だよ!!」
思いっきり首を横に振った
「いや、無理ってゆーか俺ら強制だからさ?」
「強制??」
「そ、強制」
「えっ、どういう‥」
キーンコーン
カーンコーン
言葉が言い終える前に予鈴のチャイムが鳴ってしまった
「じゃ、教室戻るか」
手に持っているリモコンでスクリーンの映像を切って
あたしの手を引いた
バフッ
すると「あ」と言って突然止まった矢澤陽にぶつかった
「いった‥急に止まらないでよ!」
膨れっ面なあたし
矢澤陽は顔の前に手をやって
「わりぃわりぃ、つーかパーティーは俺と出るんだぞ?」
わりぃわりぃって‥‥ちゃんと反省してんの!?
‥‥‥‥え!?
一緒にパーティーに出るの!?
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