城★My Home



「住谷さん‥スタイル良すぎ!」


住谷さんのドレスは黒いカクテルドレスでボディラインにとてもしっくりきてる


「んなこと無い無い!蝦透さんだって‥‥てかさ、名字で呼ぶのやめない!?」


手を必死に振って否定したと思ったら急に名字で呼ぶのやめない?って‥


あたしは込み上げてきた笑いが我慢できなくなって


「あはは!忙しい人!」


住谷さんはフッと笑って


「意味わかんないから!じゃあ、あたしのことは凜子って呼んで?あたしは玲って呼ぶから!」


「わかった‥凜子!」


「良かった‥」

はあーっと大きく息を吐いて天井を見上げた


凜子はなぜか涙ぐんでいて



「どうした‥」

凜子の顔を覗き込もうとした


――――ズキッ

またあの時と同じ痛みが走った



何で―‥今?



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