城★My Home


「玲ちゃん」


凜子が笑顔であたしに近づいてきて


「ゆっくり思い出そうね」


その笑顔を見た瞬間またあの頭痛が襲ってきた


「‥‥っ」


痛みはどんどん強くなってくる


「玲っ!」



声の方を向くと矢澤陽が必死な顔で心配してきた




何で?何でこんなに痛くなるの?
この痛みは何‥?

だんだん視界がぼやけてくる

「やっ‥痛い‥‥」


痛みは治まらない‥

するとフワッとした感触がした



「落ち着け‥大丈夫だからな?ゆっくり、深呼吸だ」


ゆっくり声の方を見ると矢澤陽がの胸が目の前に広がった

深呼吸をする内にだんだん痛みも治まってきた



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