恋人はアイドル
しばらく店の中を
回ってお昼を食べる
ことになった。
「沙羅、何食べたい?」
『ん〜気分的にイタリアンかな?』
「よし!じゃ中華にしよう!」
え!?いやいや…
あたしイタリアン
って言ったんですけど?
『はぁ!?言ってることめちゃくちゃだし!』
「お兄ちゃんは気分的に中華だからだ!!」
おいおい…あたしの
意見は思いっきり
無視かい…
じゃ…質問すんなよ!
結局、兄貴の意見
通りに中華を食べる
ことになった。
中華も好きだけどさ〜
店の中にある
中華店を発見し、
そこに入った。
「二名ね♪」
「あ…はい!どーぞ。」
ん?この店員さん…
お兄ちゃんの正体
分かったかな?
顔が急に赤くなった
ような…
『兄貴、正体バレたんじゃ…』
「んぁ?バレてねぇだろ♪」
一応サングラスは
してるけど…
兄貴のその脳天気な
調子じゃバレそうな感じ…
いつもいつもバレ
そうになっては
慌てるくせに。
『もうちょっと警戒心もったらどうなわけ??』
「え?常に警戒心だらけだろ!」
あたしにはそう
見えませーん。
この先心配だな…
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