恋人はアイドル







━━━━━……




ん〜と…
どこにあるんだろ。






…あっ!!
このブランド店になら
あるはずだな。




…んー、とは
言ったものの…
どれがいいか
迷うな〜





ドンっ!!




『ぐふっ!!!』

「うわっ!!」




やば…!
品物探すのに真剣で
前見てなかった…
誰かにぶつかったし…





『ご、ごめんなさいっ!あたし前見てなかっ…』




「いててっ……あっ…」






『え???』




ん!?何だこの人…
じろじろこっち
見やがって…
こんな男知らねーし。




『あ…あのー?』




「………お前…どっかで会ったことある気がする…」





『…はい!??』




な…何を言ってんだ…
この人は…
ぶつかって頭どっか
おかしくなったか?←失礼!





「んー…見たことあるはずなんだけどな〜」





と、言いながら相手の男は
かけていたサングラスを
外した。





『━━━……っ!』





こ、この男…
イケメンじゃん!!!
結構かっこいかも。
20前半くらいかな?




『あ、会ったことないで…す!!!』





「…ふ〜ん。俺の気のせいか?」




『多分…』





「んなはずねぇよ!ってか痛かったんですけど?」




……はぁ!??
な、何こいつ!
イケメンでも
性格悪っ!!




『な…だから謝ったじゃ…』





「どうしてくれんのさ〜」





カーーッ!!!!
知るかよ!
ムッカツク!!!
関わりたくない。
さっさと決めて
帰ろう。







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