恋人はアイドル

「沙羅…ありがとな♪これつけて仕事頑張るわ！」





『おう。頑張れや！』






そして兄貴とあたしは
家に帰った。






━━━━━……







「おい、沙羅。そう言えば変な奴ってイケメンって言ったけ？？」





『えー？顔はね。でも性格悪いんだから！それがどうかした？』






「俺よりイケメンなわけ！？」





……あー…
言われてみれば…





『かもね！』





「ガーン！！まさか…嘘やろ！？兄ちゃんもこの目で見たかったぜ…」





『いやいや、見ない方がいいって！』






「だって俺よりイケメンなんて…悔しいじゃん！！！」





『………いくらでも居ると思うけど。』






「ガーン！！…沙羅に言われたら更にショック…」






そんな兄貴は
放っておいて…







あの男何だったんだろ？
あたしもどっかで
アイツを見たような…
気のせいかな？？





━━━…


そう…あたしたちの

出会いはこんな形

だった。



突然であまりにも

不思議な出会い。





今思うと…

これは"運命"

だったのかも

しれないね。

今なら信じるよ━━…







＿