恋人はアイドル
「沙羅ってヤッパリ悠さんに似てるよね〜顔立ち整ってるし、背は高いし!いいな〜高くなりたい!!」
『あたしは小さくなりたいよ。エリが羨ましいもん。』
「えー有り得ないよ!!だって、沙羅はスタイルもいいし美人だって後輩の間でも有名だよ?」
『んなはずないって!!それは兄貴があんな仕事してるからみんな、そう思うんだよ。』
「沙羅…自信持ってよ〜!!」
そう、あたしの兄貴が
アイドルだってことは
学校中が知ってる。
あんまり知られたくは
なかった。
比べられそうで…
「でも、沙羅は沙羅だよ!悠さんは悠さん!気にすることないよ!!」
『エリ…ありがと。』
エリは昔からの
付き合いだから
分かってくれてる。
自慢の友達だ。
「ただね…オーラが怖いらしいよ?」
…………え??
『オーラ?関係なくね!?』
「いや〜確かに怖そうかもね。まぁうちはいつも一緒だから分からないけどね♪」
『エリが分かってくれてるならそれでいいよ。』
「嬉しいこと言ってくれんじゃーん!よし!今日は放課後パフェを食べに行こう♪」
『何故そうなる!?』
あたしもパフェ
食べたいから
いいんだけどさ。
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