恋人はアイドル
━【沙羅】━
エ「あぁ〜うまかった♪満足だよ!」
『そうだね。また行こう♪』
あたしはエリと
パフェを食べ終え、
帰ろうとしていた。
すると、エリが突然…
「今日はあっちから帰らない?」
『え?何で?いつもの道の方がエリ家近いっしょ?』
「うーん…でも何だか今日はこっちへ行きたい気分なのー!ちょっとでも沙羅と長く居れるしね☆」
『エリ…遠回りになるけどいいの?』
「いいとも〜!☆」
結局いつもの
帰り道とは違う道から
帰ることになった。
歩いていると
見慣れた車が
信号待ちしていた。
『…兄貴?』
「あ!そうじゃん!あれ悠さんじゃない!?♪」
『ちょ…エリ!』
エリに強く引っ張られて
兄貴の車へと走った。
でも…気のせいかな?
誰か乗ってる
ような…
そもそもの始まりが
このエリの発言から
だったのかな?
あの時、エリが
あんなこと発言して
いなかったら…?
こんな事になるなんて
思わなかったよ…
これは偶然なのだろうか?
それとも"運命"━…?
_