恋人はアイドル
食べ終わり、しばらく
お母さんと兄貴と
リビングでお喋り。
『あれ?兄貴、今日仕事休みなんだ?』
「おぅ。だから買い物に誘ったんだけど?」
あー…そうですね。
でなきゃ誘うはず
ないわな。
『…ってか彼女とかいないわけー?うちを誘うなよ。』
「いいじゃーん。彼女いねぇし!」
『ま、できないでしょうね。』
「失礼な!俺はお前が寂しいと思って敢えて作らないだけだ!!」
『ど〜だか。できないだけっしょ?…ってか出来ても寂しくなんねーし!』
「絶対寂しくなるぜ?」
なりませんて。
どこからそんな
自信があるんだよ。
「あら、お母さん寂しくなるわよ〜」
え〜!
お母さんよ…
兄貴が調子こくだろ。
「やっぱり!?さすが俺の母ちゃんだな!見習え妹よ!」
アホらし。
『お母さん、ご馳走。』
「おい!話を最後まで聞け!」
そんな兄貴の話は
無視して自分の部屋
へと戻った。
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