りんごゆき
12.アウトロ
ハッと目を覚ますと、イスに座ったまま眠っていたことに気が付いた。
時計を見ると、帰ってきてから3時間もたっていた。
私は小さく伸びをした。
なんだか長い夢を見ていたみたい。
懐かしいような、切ないような夢だった気がする。
ミルクティーもすっかり冷めていた。
クリスマスまであと15分だ。
雪はまだ降っていて、今年はホワイトクリスマス決定みたい。
カウントダウンでもしようかな。
私は冷めたミルクティーを1口飲んだ。