りんごゆき

柊くんはとっても不思議な人。

おもしろいことばっかり言うのも、年上なのに子供みたいなとこも、なんだか憎めなかった。

憎めないどころか、話してると楽しくて仕方なかった。

初めて会ってから、何だかんだ何回も会いに来ちゃってる私。

話す時間は、柊くんが唄い出すまでの30分ぐらい。

何回も来てるから、柊くんの隣で唄を聞くのがいつの間にか当たり前になっていた。



それがとっても嬉しくて。

どんどん惹かれてることに気付いた。



だって柊くんに会える水曜日と土曜日が待ち遠しかった。

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