りんごゆき
「気付かなかった?
今日唄ったのはぶっちゃけ『かりんの唄』だったろ?」
気付いてた。
だって、歌詞に『出会ったのは駅前のコンコース』とか『ミルクティーが好きな君』とか出てきたから…。
まだまだ続きがある…。
柊くんがすごく愛しく思えて、私は彼の右手をぎゅっと握った。
私は大好きな人にこんなに大切に想われてるんだって、すごく幸せだった。
柊くんといると、幸せが止まらない。
些細なことが愛しくて楽しくて、嬉しくて。