南月さんの迷探偵ファイル
母が幽霊らしきものに出会ってから、従業員達もその白い影をみる事が多くなった。
気味悪くなってやめていってしまうものもいた。

だが、不思議なことに、懸水館に来ている客はそんな白い影を1度も見ていないのだ。


なにはともあれ、客は見ていなくても、懸水館が迷惑しているのは確かだった。客だって、いつ白い影を見てもおかしくないので、ここは早いとこ解決してしまわないといけないと思い、友達に相談してみたら、南月探偵事務所を教えてもらった。


と、いうところで、日子の話は終わった。
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