南月さんの迷探偵ファイル
「懸水館…。東京やろ?」


と、涼也が聞き返した。


「そらなぁ。何かその旅館の情報知らん?」


「まぁ、知らん事もないで。」


「そやったら、はよ教えてくれや。」


餅がイラっとしながら言う。


すると、涼也がにやっと笑って言った。


「ほんなら、料理つくって。」


「はぁ?!」


目が点になる餅。
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