南月さんの迷探偵ファイル
「…で、涼也。懸水館の情報は?」


「えっ、あ〜、若女将が美人って事しか…。」


と言いかけて、涼也が楼を見て止まった。
楼がジトーーーっと見ていたからだ。


「う、うそやん!楼ちゃん!若女将が美人って事以外にも、知ってることはあるから!」


涼也はあわててフォローした。自分で…。


「で、他に知ってることって何?涼也?」


餅がたまりかねて聞く。


「うん、それは…。あ、言う前におかわり。」


「もう、なんやねん。(-_-#)」


そう言いながらも席を立つ。


おかわりをもらった涼也は、嬉しそうに話し始めた。
< 24 / 116 >

この作品をシェア

pagetop