南月さんの迷探偵ファイル

『まぁ、この事は後で考えるとして、とりあえず帰るか!えーっと、どっちから来たっけ。あぁ…右やな。』


とのんびり歩いていたが、ピタッと止まった。


『あれ?こんなとこ歩いてたっけ…。左やったかな。』


そう思い、左の方へ戻っていくと、今度は曲がり角が二つ…。


『え〜っと、どっちや?!あいつどっから出てきたっけ?』


餅はかなり迷ったが、手前にある曲がり角から行くことにした。


『こんな所で道に迷うとか、勘弁してや〜。』


道を覚えていないのが悪いのではないだろうか…。



少し進むと、さっき見たような景色があった。…と思ったが、よく似た場所だけだった。
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