南月さんの迷探偵ファイル
「誰やろ?…涼也からや。…もしもし!おぉ、そっちは、どおやった?何かええ情報でも、手にはいったか?うん…うん…。オレ?オレの方は、なかなか、いい仕事してきたで!詳しくは、旅館に戻ってから言うわ。へ?今か?今なぁ…。ここどこやろ?…まぁまぁ、ちゃんと帰るから、待っといてぇや。ほな、またあとで!」
と言うと、携帯を切った。
『とりあえず、旅館に戻る事考えよ。えーと…。この道やったかな。まぁ、オレには、野性的なカンがあるから、後は、思いつくままに行ってみるか!』
と半ばヤケクソ気味に考えながら、餅は再び歩き出した。