南月さんの迷探偵ファイル
と話ていると、旅館が見えてきた。


「その子供服は…?」

楼は日子に思い切って聞いてみた。

「あぁ。これね。これは、うちの息子のなの。今6歳で育ち盛りだから、すぐ服やズボンが小さくなってしまうの。だから、買い物のついでに見つけたから、買っといたのよ。」

そう言って、袋の中を見せてくれた。

ポカーンと口が開いたままふさがらなかった…。

「えぇ?!日子さんってお母さんだったんですか?全然分かりませんでした。」

と楼は本気でびっくりした。


「そうなのよ。」

と笑いながら、

「これでも母親なんですよ。」

と言った。
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