南月さんの迷探偵ファイル
「じゃあ、今度会わせて下さいね。餅さんだったら、6歳児になって遊ぶと思いますよ!」

楼はニッと笑っていった。

「そぉ?じゃあ、一緒にご挨拶に行きますね。」

日子は楽しそうに笑っていった。


「こんなに笑って話をしたのって何ヶ月ぶりかしら…。最近は、いろいろあって本当に笑えなかったの…。それに、楼くんって何だか話やすくって。」

と八百屋で買ったリンゴを一つくれた。

「これ、荷物を持っていただいたお礼。こんなのでごめんなさい。」

恥ずかしそうに笑って、楼に手渡した。
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