南月さんの迷探偵ファイル
楼のポツリと言った一言に、餅は、あやうくこけそうになった。


「分かってるわ!」


その様子を見て、楼が笑う。つられて餅も笑った。



そんな事をいいながら、やっと部屋についた。

部屋につくなり、餅が荷物を放り出して寝転んだ。


「あ〜、畳の部屋もええなぁ〜。」


とおっさんの様な事を言っている。


「ちょっと、餅さん。おっさんみたいな事言うんはいいですけど、荷物片付けてから寝転んでくださいよ!」


「えぇー。」


「えー、じゃありませんよ!」


すっかりいつもの様子に戻ってしまった。
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