南月さんの迷探偵ファイル
さすが情報屋と感心したのだ。


「日子さんが連れ子やったとはなぁ。しかも、弟が…。あっ!」


いきなり大声で言うので、楼と涼也はビックリした。


「ん?どうしたんですか?」


「なんや、もっちー。ジュースにあたったか?」


「違うわ!こっちも今日、楼と二人で歩いてたら、日子さんを見かけたんや。なんか、そわそわした感じやったし、二人で日子さんの後をつけたんや。なぁ、楼。」


「はい。餅さんに言われて、よく分からないまんま、日子さんについていったんです。」
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