南月さんの迷探偵ファイル
「そうなんですか。さすが老舗ですね。」


楼が、へ〜という感じで答える。


「ありがとうございます。では、ゆっくりお食事を楽しんでください。」


「あ、ちょっと待ってください。」


立ち上がろうとした松本さんを引き止めたのは、餅だった。


「なんでしょう。」


不思議そうな顔をして聞く、松本さん。
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