季節の足跡

何の取り柄もないオレだけど。


君を笑わせることが出来る。

君を護ることが出来る。


幸せにするのは、オレの役目じゃないけど。


その一歩手前までなら、オレはきっと導けるよ。



…やっぱり、君はすごい。


オレみたいな、道端に転がってるような石ころ。

そんな石ころを、輝かせてくれた。


宝石とまではいかないけどさ。



君自身が、キラキラ輝いていて。


周りのモノまで、キラキラ輝かせて。



そんな太陽のような君のもとで、オレも輝き続けていきたい。


"ありがとう"は、オレのセリフ。


だから、言うけど。





…ありがとう。





-金紗の羽衣 end-





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