季節の足跡
「俺、デュモル。んで、こっちのお堅いのがセドニー」
「なッ!!」
そこからまた言い合いが始まり、あたしはそれをオロオロと眺めていた。
「…心配しなくても大丈夫だよ。いつものことだから」
キラ長官にそう言われ、あたしは少し疑問を抱いた。
「仲…よろしいんですか?」
「うん、ダンとは幼なじみでね。デュモルとセドニーは、ダンにべったりでよく話すんだ」
いいなぁ、と思った。
きっと…
ダン隊長や、デュモルさんとセドニーさんは、あたしの知らないキラ長官を知ってるんだ。
「…羨ましい?」
「えっ!?」
ダン隊長にそう言われ、あたしは驚いた。
そんなに顔に出てた…?
「…じゃあ、ロードも今日から仲間だね」
キラ長官の笑顔を、あたしは何度もまばたきをして見つめる。
「…仲間…?」