季節の足跡
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キラ長官に出会って、二年の月日が流れた。
今では、キラ長官、ダン隊長、デュモルさん、セドニーさんと過ごす毎日が、当たり前のようになっていた。
二年前のあたしからみたら、信じられないくらい、今のあたしは笑っていた。
これも全部、キラ長官のおかげです。
あたしの世界には、もう真っ白な部分がなにもない。
どの部分も、綺麗に彩られてる。
キラ長官のそばにいたい。
その願いに、また少し近づけたのが、今日。
「副長官就任おめでとう、ロード」
「ありがとうございます!!」
この日、あたしは書籍部の副長官になった。
必死に勉強したかいがあったなぁ…。
「お祝いに、何か欲しいものとかある?」
何気なく言ったであろうキラ長官の言葉に、あたしは顔を赤くした。
―――何考えてんの、あたしっ!!