季節の足跡
―――ロードへ
この手紙を見ているということは、私の身に何かあったんだね。
直接君に話せないことを、許して欲しい。
私は本当に…この国が好きだ。
私はこの国の為に生きたい。
しかしそれは、叶わない願いなのかもしれない。
ロード…
君は、本当に変わったと思う。
初めて会ったときより、笑顔が"本当"になった。
これからも、笑顔を絶やさないでくれるよう、願っているよ。
ここからは、勝手なお願いになってしまう。
書籍部の次期長官は…デュモルかセドニーに継いでもらいたい。
君は引き続き、副長官として、長官を支えてやって欲しいんだ。
どうか…
どうか、この国がずっと幸せでありますよう。
キラ