季節の足跡
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それからというものの、私は毎日、時間があれば剣術の練習をした。
運動という運動を、殆どしたことのない私は、明らかに周りに遅れをとっていたからだ。
認められたいと、思った。
ダン隊長…
そして、デュモルに。
私は、普段なら本を読む時間を、全て訓練の為にあてがった。
その成果か、着実に体力がついていった。
とある日、私は休憩時間に一人訓練をしていると、そこにデュモルの姿があった。
「よお、セドニー」
「…ああ」
陽気に挨拶をして近づくデュモルに、私は素っ気ない返事を返した。
これといった友人がいなかった為、どう反応すればいいのかわからなかったのが事実だ。
案の定、デュモルは「素っ気ねー」とケラケラ笑った。