うちの所長知りませんか?
「それで、六時限目を迎える頃には大恩寺さんはいなくなっていて、白鳥さんのところにメモがあったということですね」
「ええ、そうです」
わかりきったことだけど、こうして言葉にして整理するのは大事な気がする。
占いだって一緒だ。出てきた結果を相手に見せて、「こうなってます」じゃどうしょうもない。
なにがどうなってるか言わないといけないんだ。
「それで白鳥さん、そのメモはどこに?」
「終了のホームルームをする際、カバンを開けたらありました」
「ということは、考えられるのは二つですね。大恩寺さんは前もって、自分が行方不明になることを知っていた。もうひとつは、だれかが大恩寺さんの代わりにメモを忍ばせた」
真美ちゃんが首をかくり。
「? それって、どういうことですっちゃ?」
「うんだから、大恩寺さんは自分で行方をくらまして僕らをもてあそんでいる可能性と、だれかに捕まえられて監禁されてる可能性との、ふたつが考えられるなぁってこと」
「ええ、そうです」
わかりきったことだけど、こうして言葉にして整理するのは大事な気がする。
占いだって一緒だ。出てきた結果を相手に見せて、「こうなってます」じゃどうしょうもない。
なにがどうなってるか言わないといけないんだ。
「それで白鳥さん、そのメモはどこに?」
「終了のホームルームをする際、カバンを開けたらありました」
「ということは、考えられるのは二つですね。大恩寺さんは前もって、自分が行方不明になることを知っていた。もうひとつは、だれかが大恩寺さんの代わりにメモを忍ばせた」
真美ちゃんが首をかくり。
「? それって、どういうことですっちゃ?」
「うんだから、大恩寺さんは自分で行方をくらまして僕らをもてあそんでいる可能性と、だれかに捕まえられて監禁されてる可能性との、ふたつが考えられるなぁってこと」